売却を検討して気になり始めたビットコインの税金問題
なんでも、2024年はビットコインの4回目の半減期だったのだそうです。
半減期とは、4年に1度、マイニングで得られる報酬が半分になるビットコインのイベントです。これにより供給ベースが下がって需給が引き締まり、過去3回は半減期から翌年にかけて大きな上昇相場となっているとのことでした。
同僚の話に全く心が揺さぶられなかったと言えばうそになりますが、私にとってはあくまで「高いうちに売却&撤退」が前提でした。
その際、少しばかり気になっていたのがビットコインの税金の問題です。よく、暗号資産の税制は株式など他の投資商品と比べて不利だと言われます。これは税金の専門家から話を聞いてみなければと思いました。
意外だったのは、税理士さんが皆、金融税制に精通しているわけではなかったということです。仕事関係でやり取りしていた税理士さんに声をかけたところ、「工藤さんにはお世話になったし力になりたいけれど、新しい金融商品にはあまり詳しくないんだよね」と言われてしまいました。
そこで見つけ出したのが、動画サイトで株式やFX(外国為替証拠金)取引、暗号資産の申告についての動画を発信していた税理士の土岐田さんでした。
土岐田さんは私から見れば息子のような年代で、動画に掲載されていたウェブサイトを見ても実にあっさりしたものでした。正直、最初はこの人で大丈夫なのか不安でしたが、後から思えばとんでもない偏見で、杞憂(きゆう)でした。
年末に相談に訪れたシェアオフィスで、その時の私にとってまさに値千金のアドバイスを受けることができたのですから。
●税理士の土岐田さんの有益すぎるアドアイスとは? 後編【100万円近く税金を節約⁉ ビットコインを売り急いだ60代男性に“払い損”を防ぐ的確な助言をくれたのは…】で詳説します。
※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。