ファイナンシャルプランナーの筆者のもとに、おひとりさまの女性(48歳)が相談に来られました。フリーランスになって5年。ようやく安定した収入が得られるようになってきた頃に、乳がんが発覚したとのこと。「できれば仕事を続けたい」という相談者に、同じくフリーランスで乳がん経験のある筆者が、仕事と治療の両立についてアドバイスしました。
<相談者プロフィール>
・吉田敦子さん(48歳・仮名)
・独身、関西地方在住
・行政書士
・年収380万円
・貯蓄:500万円(現預金)、iDeCo(個人型確定拠出年金)80万円
ご相談者の敦子さんは、大学卒業から43歳までの約20年間、人材派遣会社で正社員として働いていました。当時同世代の女性と比べて申し分ない収入を得てはいたけれど、営業の仕事は激務。
果てしないクレームの対応に追われる毎日に、「このままでは心が病んでしまう」と、同僚のキャリアコンサルタントに話を聞いてもらったそうです。