目からウロコ、ローン問題解決で正式契約

「お二人とも今の会社で長く働きたいと考えていらっしゃるわけですから、融資が受けやすく適用利率も低い“社内住宅ローン”があるなら、利用しない手はありません。また、住宅価格が高止まりしている最近は、ご親族から住宅資金の贈与を受ける方が増えています。2023年中に贈与し2024年3月15日までにその資金を使って購入した住宅に居住していれば『直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税の特例』が使え、1000万円まで非課税で贈与が受けられます」

髙田さんの話には私も妻も目からウロコでした。最初に5000万円のローンありきで、返済負担率や完済年齢から借入額を割り出すという発想はなかったですし、社内融資や親族からの資金援助というのも全くの盲点でした。早速実家に相談したところ、双方の両親から500万円ずつ、計1000万円の援助が得られることになりました。さらに会社から1%の固定金利で2000万円ずつ、計4000万円が借りられることも分かりました。

60歳完済としてもボーナス払いなしで毎月の返済額は2人合わせて15万円ほど、髙田さんの言う「手取り年収の20%以内」に収まります。ローンの問題がクリアになったことで、マンションは年内に正式に契約の運びとなり、後は今秋の竣工を待つだけとなりました。