教育資金2000万円の現実に直面

ただ、仮に子どもがドクターまで行くとなると、高校までは公立で我慢してもらったとしても、私立大学から私立大学院に進めば高校からの12年間で学費が1000万円、大学以降9年間の1人暮らしの費用が1000万円、計2000万円もの教育資金が必要になるとネットの記事に書いてありました。

我が家は目下1LDKの賃貸マンション暮らしで、子どもが生まれれば物件のグレードアップも考えなければなりません。その際はマイホーム購入も選択肢の1つでした。ただ、恐ろしいほど物件価格が値上がりしている今、巨額の住宅ローンを組むことになったら、奨学金の返済もあり、子どもが大学生になる約20年後までに2000万円もの教育資金を貯めるのは不可能です。

私たちが結婚する少し前には「公的年金だけでは老後資金が2000万円足りない」問題が話題になったこともあり、老後のことも気にせずにはいられません。子どもが大学院を卒業する頃、私たちは60歳ですから、教育資金と住宅ローンでパツパツの生活が続けば老後破産まっしぐらという可能性もあります。

拓海とは勤務のローテーションが違うので一緒に休めるのは毎月数えるほどですが、特に妊娠後期に入ってからは、そんな話題で2人ともどんよりしてしまう日が増えました。そんな中で拓海が提案してきたのが、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー(FP)に教育資金や我が家のライフプランについて相談することでした。

そして、拓海が生成AIを使って探し出した、我が家に最適なアドバイスをしてくれるFPが川口さんだったのです。

●生成AIが選んだ専門家の川口さん。夫婦にはどのような処方箋が示されたのでしょうか。後編【「教育資金は本当に2000万円必要ですか?」30代夫婦が安堵…先輩ママFPに教わった“第一子”への現実的な備え方】では、教育費と老後資金の不安を解く具体的なアドバイスが明かされます。

※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。