子どもにしわ寄せがいくケースも

本妻でも愛人でも、最も被害を受けるのは子どもたちです。

由美子さんの場合もそうですが、大きな会社の社長と愛人関係にあり、5人の子どもを産んだ女性がいました。本妻との間には息子が1人います。本妻が出産できる年齢ではなかったため、社長は愛人との間に子どもをもうけたのです。

いずれも高校生になったら海外に留学し、経験を積んで会社の役に立つ人材に育てる意図があったようです。実際にその道を歩み始めていますが、一方で後継者争いも始まっています。

愛人の子どもたちは社長に認知されているため、本妻の子どもと対等な争いになり得ます。本妻の子どもも優秀で海外経験があるため、会社で活躍が期待されます。社長にとってはどの子も大切な子でしょう。

しかし実際には、会社を任せるのは誰かという問題が浮上します。

本人の努力や素質も重要でしょうが、早い段階から後継者争いを意識せざるを得ないのだとすれば、子どもたちの負担も小さくありません。手厚い教育は将来につながる一方で、自由が制限されることにもつながります。

一方で、愛人との間に子どもをもうけることを「未来を紡ぐ」と捉える人もいます。愛人という立場になった以上、相手がそうした思いを抱いている可能性も知っておく必要があるのかもしれません。

※プライバシー保護のため、内容を一部脚色しています。