つみたて投資枠は増額。日本株の買い増しで月1万円の配当金を

順調な滑り出しと言えそうなうさみさんの新NISA1年目。一方で課題はないのでしょうか。

「実はまだ経済指標や株価指数もうまく見ることができず、ただピンときた株を買っているだけなので、この先は不安です。でも、株の上がり下がりが人生の彩りにもなっているので、新NISA2年目もこのまま気長に持ち続けようと思っています」

具体的にはどのような戦略を考えているのでしょうか。

「つみたて投資枠では月3万円から4万円に積み立て額を増やす予定です。オルカンを増やそうと思っています。一方で、日経平均株価などの指数はまだあまり理解できていないため、勉強していきたいですね」

また、1年目に大きな成果を挙げた成長投資枠はどのように活用していくのでしょうか。

「成長投資枠では、ボーナスが出たときに買い増しするのはもちろんのこと、投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット氏のポートフォリオを参考に、GAFAや銀行などの株にコツコツ投資していく予定です」

1株から購入でき、少額からも投資可能な点は米国株の魅力の一つ。早くもエヌビディアの次の銘柄にも目星をつけているようです。一方で保有中の銘柄はどうする予定なのでしょうか。

「ずっと持っている米国の半導体株にも再投資したいのですが、株価が上がっていることと円安の影響から買い増しをちゅうちょしています。引き続き情報収集につとめ、“市場に居続ける”ことで機を狙いたいですね」

投資の格言を交えながら今後の方向性を語るうさみさん。とは言え、「問題は円で買うか、ドルで買うかいまいち分からないこと」と、まだまだ悩みは尽きない様子。これからも引き続き、学びながら運用を続けていくのでしょう。

今後の目標として、「日本株も買い増しして、まずは配当金を月1万円もらえるように頑張っていこうと思います」と掲げる様子からは、2年目も“握力選手権”に挑んでいくうさみさんの力強い姿勢が伝わってきます。投資歴1年未満とは思えないほど多くの学びを得て新NISAを活用しているうさみさん。きっと2年目も飛躍していくことでしょう。