<前編のあらすじ>

相談者の加藤由紀子さんは39歳の専業主婦です。夫の裕久さんは上場企業の会社員で、2人には小学3年生の長男、健吾くんがいます。結婚以来、家計管理は裕久さんが行っており、由紀子さんへ渡される生活費は月5万円。

その後、物価の値上がりを理由に7万円まで増額してもらえたものの、それだけで日々の生活費をまかなえるはずもなく、独身時代の貯金や父親の遺産を切り崩して暮らしています。

減り続ける貯金を前に将来への不安を募らせた由紀子さんは、離婚も視野に入れ、経済的自立を目指すことに。「親子2人分」の生活費を稼ぐために、由紀子さんはまず何から始めるべきなのでしょうか――。

●前編:「言い返すと怒り出す…」倹約強いる夫の“プチモラハラ”に苦しむ妻がとった行動
※登場する人物はすべて仮名です。

経済的自立へのカギは、在宅ワークを本格化させること

由紀子さんの現在の在宅ワークの内容を伺ったところ、知り合いの会社のWEBサイトの更新を請け負っているとのこと。その仕事は不定期で、報酬も「お友達価格」だそうです。その他、ご自分のコネクションでいくつか仕事を依頼してくれる先があり、現在の月収は3万円前後でした。

そこで、いまの仕事に本格的に取り組み、収入を大幅にアップするための工夫をご提案しました。