超打算的な友人
ところが、私の結婚式には8人のうち2人が欠席の連絡を寄越しました。
1人はご主人が仕事で南米に海外赴任となり、それについていくため、やむを得ない欠席でした。その友人とは出発前に友人のご主人や宏太も含めてディナーをし、「今日はお祝いだから」と代金を支払ってもらった上、3万円のご祝儀を渡されました。
これに対し、もう1人の綾香の欠席は“確信犯”だと思っています。
綾香は学生時代から旧ジャニーズアイドルの強火担(熱烈に応援している)で、出待ちや追っかけで欠席、早退もしょっちゅうでした。今でも口を開けば推しの話ばかりで、8人の中ではちょっと浮いた存在です。
給料を推しに注ぎ込んでいるせいか、私たちがグループで食事会や旅行を計画する時も「そのホテルは高くない?」とか「もっとお得なプランはないの?」と露骨に出費を抑えようとします。
超打算的でもあり、都心や軽井沢の最新ホテルのウエディングなら行って損はないけれど、普通のレストランウエディングなんて義理でも顔を出したくないと考えたに違いありません。
その証拠に、綾香からは欠席の返事が届いた翌週、「真由が好きだったから」と3000円の焼き菓子セットが送られてきて、それっきりです。
推しのグッズやコンサートには毎年何十万円も注ぎ込んでいるくせに、私の結婚祝いは3000円なわけ? あまりに露骨な対応に怒り心頭でした。
しかし、今思えば、綾香の塩対応なんてほんの序の口でした。10月の結婚式本番では他の友人による、ほとんど犯罪級のとんでもないトラブルが露見したのです。
●超打算的な友人に心を痛めた竹中さんをさらなる悲劇が襲います。結婚式当日、友人の1人から届いたご祝儀袋。竹中さんの仲間内では”犯罪級に悪質”と称されたその中身とは何だったのでしょうか。後編【結婚式で受けた“犯罪級の仕打ち”で友情に亀裂…新婚女性が仰天したご祝儀袋の「驚きの中身」】で詳説します。
※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。