年収700万円のバリキャリ女性、仕事への疲れから婚活に目覚める

小川清美さん(仮名、以下同)は、都内の大手企業に営業として勤める38歳で年収700万円の独身女性です。彼女は学生時代から真面目に勉強に取り組み、誰もが知る名門大学を卒業後、今の会社に入社し、その後も順調にキャリアを重ねてきました。

また彼女は美容にも力を入れており、他の支出は倹約気味な一方で、化粧品やエステ、ときには美容医療にも惜しみなく投資してきたといいます。その結果、同年代に「肌キレイ!」「若い!」と褒められるほどの“ビジュアル”を維持している、という一種の自負心があるといいます。総じて自分を高めることが好きな彼女は自信に満ちあふれ、毎日が充実していたとのことでした。

そんな彼女でしたが、この頃、少し変化が起こります。長年の努力の影響か、ふと仕事に疲れたと感じることが増えたのです。一生この“(会社員として)レース”を続けるのか、と虚無感を覚えるのだそうです。一度そう感じると、その後もとめどもなく“現状への疑問”を感じ、気分転換を図ってもまったく気分は晴れなかったといいます。

そんな折、ふいに街中で幸せそうな家族連れが目に留まったのだそうです。同じく幸せそうな若いカップルなども目に入り、人生で初めて、急に独り身が寂しく、そして心細く感じたのだといいます。こうして彼女は少しずつ、婚活を考えるようになっていきました。