会社の同僚や上司との出会いは人生を大きく変えるものです。今回紹介するのは、会社の社長と結婚をした女性。社長は再婚、そして小学生の年子のお子さんもいました。いわゆるステップファミリーです。出会いや別れにはドラマがつきものと言いますが、まさにその通り。1人の女性の決断をご紹介していきましょう。

社長から突然頼まれたプライベートなお願い

短大を出て就職した会社で、山田美智子さん(仮名)は事務員として働いていました。とても真面目で仕事熱心だったこともあり、社長の目に止まり、やがて社長秘書として働くように。

そうすると会社では常に社長の近くにいますし、行動を共にすることも少なくありません。山田さん自身、とても気が利く女性だったので、社長もとても信頼していたのでしょう。ある日を境にとてもプライベートな頼みごとまでされるようになりました。

その頼みごとというのは、社長の子どものこと。「子どもと約束をしていたけれど、今日も仕事になってしまったので、ご飯を食べさせて洋服を買ってやってほしい」とのことでした。

社長の子どもは小学2年生の男の子と小学3年生の女の子です。山田さんは未婚ですから、普段子どもと接する機会はほとんどありません。それに社長の子どもなので、何かあったら大変! という気持ちもありました。そのため子どもたちと時間を過ごすことに抵抗感を覚えつつも、断り切れず引き受けることに……。

「子どもの洋服がない」とのことだったので、これでは子どものことが心配になってしまうのは無理もありませんよね。