副業に転職…「70歳まで」のキャリアの見直し

「後藤さんの場合は会社で副業が容認されているのであれば、まず、ご自分の技術を生かして興味のある副業を始めては? その上で、今後も会社の業績が頭打ちだったら、後藤さんの技術を高く評価してくれる会社に転職するという選択肢もあります。奥さまも生徒さんの数を増やすとか、より条件のいい教室に移ることを考えてもいいかもしれません。今後は企業でも70歳まで働ける環境が整備されていきます。お二人はこれから40年近く現役でいらっしゃるわけですから、新居への引っ越しを機に長期的な視点からご自身のキャリアを見直してみてください」

事務所を出た時には夕方近くなっていましたが、不思議と周囲の景色が明るく見えました。住宅ローンは結局不動産会社の提携ローンにしたのですが、肥後さんの話を聞いていたので今後の返済計画への不安はほとんど解消していました。後は3月の入居を待つのみ、自宅の整理や役所の手続きなどに追われる日々です。そんな中、妻はポジティブに職探しに取り組み、この4月からは2つの音楽教室を掛け持ちすることになりました。私も、大学院時代の友人のベンチャーを手伝うことを決めました。

新居だけでなく、新しいキャリアへの背中を押してくれた肥後さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。憧れのタワーマンション生活を満喫できるよう夫婦ともども自分をブラッシュアップしていきたいと思いますし、今後も肥後さんから随所でアドバイスをいただくことができたら、これほど心強いことはありません。

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※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。