一触即発の危機を回避、義母も資産運用に興味

城田さんの助言もあって、子供の学資保険の加入は見送り、代わりに今からつみたてNISA(少額投資非課税制度)を、そして私と妻の老後のためにiDeCo(個人型確定拠出年金)の積み立ても始めることにしました。取扱金融機関や銘柄の比較サイト「つみたてNISAナビ」や「iDeCoナビ」から資料を請求して、最終的にここと決めた金融機関で手続きを行い、つい最近、銀行口座から初回の引き落としが行われたところです。

先日、妻がこんなふうに話してくれました。「名前とか、教育資金とか、ベビー用品とか、生まれてくる子供のために準備をするのって本当に楽しいね。ママもこんな気持ちだったのかな」。聞けばあの後、妻の勧めで義母も城田さんの面談を受け、「娘さん夫婦には娘さん夫婦の考えがあります。お母さまはどんと構えて見守ってあげませんか?」とやんわり釘を刺されたようです。義母はカウンセラー的な助言もしてくれる城田さんのことをすっかり気に入り、資産運用や高齢の義祖父母の相続など、あれこれ相談をしていると聞きました。

義母との一触即発の危機を回避できたのは、城田さんがお金のことだけでなく家族それぞれの思いに真摯に向き合ってくれたおかげです。ぶしつけながら初対面の時に「なぜFPに心理学が必要なのですか?」と尋ねたら、こんな答えが返ってきました。「多くの人間は理性よりも感情で動きます。その時々で適切なアドバイスを差し上げるには、複雑で流動的な人間心理の研究が欠かせないからです」。その説明には説得力がありました。

城田さんがいなかったら、私も自分を抑えることができず、妻を巻き込んで義母との関係をこじらせていたかもしれません。絶妙なタイミングで城田さんと出会えたことに感謝すると同時に、「お金と人間心理の専門家」というユニークな立ち位置で、今後も末永くわが家の家計や私の仕事をサポートしていただけたらと思います。

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※個人が特定されないよう事例を一部変更、再構成しています。