現在の30代ファミリーは“マイホーム難民”だと言われます。都心ではマンション価格が高騰、23区内では中古マンションの平均販売価格が1億円を超えています。しかも、日本銀行の利上げで住宅ローン金利も上昇傾向にあり、庶民にとってマイホームは夢のまた夢となりつつあります。
34歳の会社員、中西耕平さん(仮名)のご一家はそんな中でマイホームを掴んだ“勝ち組”となるはずでした。しかし、夢のマイホームは伸ばした手の先からするりと逃げていきました。なんと、新居の建設を依頼した施工会社が突然倒産したのです。そして、後には2500万円を超える住宅ローンが残されました。マイホームは建たなくても、ローンの支払いは続きます。「このままではお金をどぶに捨てるようなもの」。焦燥感にかられた中西さんはどんな対策を取ったのか。中西さんに、怒涛の2025年を振り返ってもらいました。
〈中西耕平さんプロフィール〉
中国地方在住
34歳
男性
会社員
妻、長男と3人暮らし
金融資産200万円
結婚5周年に踏み切ったマイホーム計画
本来なら、2026年の正月は新しい家で迎えるはずでした。
2025年は妻の歩と結婚5周年、長男の海人も満2歳を迎え、そろそろ幼稚園探しを始める必要があったことから、いっそマイホームを建てようかという話になりました。
幸い、土地はお互いの実家からそう遠くなく、最寄り駅からも早歩きなら徒歩で15分程度のところに条件のいい角地を見つけました。
両方の実家から援助が受けられたこともあり、値切ってキャッシュで買いました。
あとは施工業者探しです。
