変形性股関節症になって実感…社会保険加入のメリット

そんな史恵さんは8年前に社会保険に加入してからしばらくして股関節の痛みが出るようになり、階段の上り下りがきつくなったり、長時間歩くのが難しくなったりしました。病院で診察を受けた結果、変形性股関節症と診断されました。

それから療養のためにパート先の勤務が難しい時は仕事を休むことになりました。その休んだ際に健康保険から傷病手当金が支給されました。傷病手当金は健康保険の加入者を対象としているため、扶養に入ったままでは受給できなかったことでしょう。

史恵さんは「健康保険に入っていると、いざという時に給付を受けられるのか」とここで社会保険加入の意味を理解します。その後どうにか仕事に復帰し、病院通いを続けながら過ごしていました。しかし、年々状態は悪化してしまい、ついに今年になって人工関節を入れる手術を受けることになりました。

人工関節を入れると障害年金の対象になる?

「ここまで悪化するなんて。もし、働けなくなったら収入がなくなってしまう」と不安に思うこともあった史恵さん。そんな中、人工関節を入れると障害年金の対象になるとの情報を得ます。

年金事務所に向かった史恵さんは窓口で「人工関節を入れた私は障害年金の対象になるのですか?」と尋ねます。すると窓口の職員から、変形性股関節症の治療のため初めて病院に行った日を聞かれます。史恵さんが「8年前の10月です」と回答すると、「でしたら障害厚生年金の受給ができそうですね」と告げられました。

障害厚生年金まで受け取れそうな史恵さん。支給のための条件はどのようになっているのでしょうか。

●人工関節を入れる手術を受けた史恵さんが、障害厚生年金を受給できる理由とは? また、実際どのくらいの金額を受け取れるのでしょうか。後編【「社会保険に入っていてよかった」加入期間が短くても年62万円超を保障…人工関節を入れた55歳パート女性が安堵したワケ】で詳説します。

※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。