スピード解決で新天地へ
早速、精神科医に連絡を取ったところ、山内さんの予想通り、精神科病院への入院が必要な状況ではないことが分かりました。父の介護保険の利用状況についても、よく調べるとおかしな項目が幾つかありました。
こうした事実を踏まえ、先々月父を見舞った際に施設長やケアマネに疑問をぶつけました。
当初から頼りない感じだったケアマネは唇をぶるぶる震わせ、施設長は母の話を持ち出すなど詭弁を弄してその場を収めようとしましたが、核心を突かれて内心の動揺を隠すことができていませんでした。
これ以上、ここに父を置いておくわけにはいかないと思いました。
山内さんはそんな私のために、父の転居先の施設探しにも協力してくれました。相変わらずのスピーディーな対応ですぐに候補施設を送ってよこし、半月で見学や入居審査、健康診断などを済ませ、先月、無事に新しい老人ホームへ転居することができました。
新しいケアマネは山内さんが紹介してくれた人だけあって、対応は早いし、高齢の父をいろいろ気遣ってくれます。私も新しいホームになじめるか心配していましたが、逆に、介護拒否がなくなったと聞いて驚きました。
父の転居を終えて帰宅した直後、山内さんにメールを書きました。ホーム探しに引っ越しにとアラ還の私にはハードな毎日で正直疲れきっていましたが、一段落して、山内さんに真っ先に感謝の気持ちを伝えたかったのです。
山内さんからも、すぐに返信がありました。「介護職の人間こそ謙虚でなければいけないのに、今回のようなケースが多くて本当に嫌になります。亜紀さんやお父様のような利用者の方に喜んでいただけたことは最高のエナジードリンク。山内、明日からも頑張ります! また何かあったら連絡ください」
今回の一件を通してケアマネの重要性を改めて認識すると同時に、山内さんに相談して本当に良かったと思いました。山内さんの尽力がなかったら、こんなにあっさりトラブルを解決することはできませんでした。
山内さんとのご縁は、ある意味、先に旅立った母が父のためにつないでくれたものなのかもしれないと天国の母にも感謝した次第です。
※プライバシー保護のため、事例内容に一部変更を加えています。