婚活をするのに年齢は関係ありません。結婚相談所で相談を受けていると、そう思うことも多々あります。でも30代や40代とは違う問題も出てくるのは事実。今回は70歳で婚活をしたある女性を通して、この年代だからこそ気をつけたいことを紹介していきます。

子どもの頃から裕福な家庭に

1954年東京生まれの鈴木ひろこさん(仮名)は、幼いころからバレエを習いバレリーナになることが夢でした。当時はバレエを習うような子は少なく、彼女の家がとても裕福だったことがわかります。

バレエは高校3年生までずっと続けていて、ご両親も彼女を応援してくれていました。当時は女性で大学進学をする人は少なかったですが、彼女は大学に進み、卒業をした後はバレエからダンスに目覚め、ニューヨークに留学もしたそう。親の金銭的なサポートもあり順風満帆の人生。そして会社員の男性と結婚します。

その後2人の子どもが産まれ子育てに追われていましたが、外に出て働きたいという思いが強くなり、スポーツクラブのスタジオのダンスの先生を始めました。仕事も楽しかったですし、もっと自分の力で生きていきたいと思い、子どもが小学生の頃に旦那さんとは離婚をしています。

離婚となると子どもの養育費や教育費が気になりますが、元旦那さんはきちんとお金を出してくれたそうで、子どもたちは大学に進学。今は40代となり、それぞれ結婚をして子どももいます。つまり、鈴木さんはおばあちゃんという立場になっているのです。