運用報告書はどこを見ればいい?

運用報告書は、ファンドにもよるのですが、半年、もしくは1年間の成績結果がまとめられています。実は個人的には、しっかりとチェック出来ていないんです…。しかし、その中でもチェックしているポイントをお教えします。

見て欲しいポイントとしては、運用会社・ファンドマネージャーのコメントです。運用がうまく行った理由、行かなかった理由が書かれています。自己分析がされているか各社によって違いが出てきます。お金を託す先として安心できるか、コメントからにはなりますが、伝わってくると思います。チェックしておきましょう。

もう一つチェックしている項目がありまして、それは運用期間中に掛かった経費になります。目論見書などには、運用中に掛かる費用である、運用管理費用(信託報酬)が書かれていますが、運用報告書では実際に掛かった費用がまとめられています。ファンド内で売買が多ければ、売買手数料がかさみますし、外国への投資の場合は、現地での費用などが掛かる場合もあり、その費用なども投資家である私たちが負担しています。実質的な費用が高くなりすぎていないかを、運用報告書でチェックしています。

ここまで、マンスリーレポートと運用報告書の大事さをお伝えさせて頂きました。ポイントを押さえて頂くだけで、自分がどのような投資をしているかイメージができるようになります。 理解できたからと言って、リターンが上がるわけでないのですが、ファンドの見直しの参考にもなり、不安は和らぐのではないかと思っています。

特にマンスリーレポートは、毎月公表されますし、ちょっとした経済動向のチェックにも役立つと思いますので、手に取って頂ければと思っています。