9割近くが「金融資産あり」
全国5000世帯を対象に金融資産や借入金、家計の状況などを聞いた調査「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構)から年収1000万~1200万円未満世帯の回答をランキングで解説する。まずは「金融資産」から見ていこう。
※家計の金融行動に関する世論調査2024年(二人以上世帯、単身世帯、総世帯の各調査)
【年収1000万~1200万円未満】金融資産保有率(総世帯)
保有している 86.1%
保有していない 13.9%
調査結果を見ると、金融資産を「保有している」と回答した世帯は86.1%。年収1000万円以上あることからか、やはり多数の世帯が金融資産を持っていると回答している。
ただし、調査で定める金融資産とは「預貯金のうち運用資金や将来に備えたものと、投資用の有価証券(株式や投資信託など)」とされている。
つまり収入だけでなく、生活費などの支出も多い場合など、貯蓄や運用ができておらず金融資産として蓄えられていないという可能性もある。金融資産を「保有していない」と回答した13.9%はこうしたケースに該当するのかもしれない。