二人以上世帯の4分の1が「3000万円以上」持っている
年収1000万~1200万円以上の二人以上世帯の金融資産保有額をグラフで見てみよう。
金融資産保有額(年収1000万~1200万円未満、二人以上世帯)
金融資産保有額ランキング(年収1000万~1200万円未満、二人以上世帯)
1位 3000万円以上 25.9%
2位 2000万~3000万円未満 12.5%
3位 1000万~1500万円未満 12.1%
4位 1500万~2000万円未満 8.0%
5位 700万~1000万円未満 7.1%
6位 500万~700万円未満 6.7%
7位 200万~300万円未満 5.8%
7位 100万円未満 5.8%
9位 400万~500万円未満 4.9%
10位 300万~400万円未満 3.6%
10位 100万~200万円未満 3.6%
(無回答除く)
出所:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」よりFinasee編集部作成
1位は金融資産保有額「3000万円以上」で25.9%。実に4分の1の世帯に該当する。2位は「2000万~3000万円未満」(12.5%)。興味深いことに、年収1200万円以上世帯では2位が「1000万~1500万円」(14.5%)だった(1位は「3000万円以上」36.3%)。この点だけから判断するのは早計だが、年収1000万円以上~2000万円未満世帯は手堅く資産形成を進めているようにも見える。
3位の「1000万~1500万円未満」(12.1%)以降は1ケタ台で拮抗している。なお平均は2387万円、中央値は1300万円だった。
●どのような金融資産をいくら持っているのか。後編「「年収1000万~1200万円未満」世帯は株式や投資信託、保険商品をいくら持っているのか【最新版】」にて詳報する。
<調査概要> 調査名/「家計の金融行動に関する世論調査2024年」(金融経済教育推進機構) 調査時期/令和6年6月21日~7月3日 調査対象/単身世帯:全国2,500世帯(20歳以上80歳未満で単身で世帯を構成する者)、二人以上世帯:全国5,000世帯(世帯主が20歳以上80歳未満で、かつ世帯員が2名以上)、総世帯:令和3年調査より二人以上世帯、単身世帯の調査方法が同一となったことから、両調査の計数を合算する形で作成を開始した参考計表 調査方式/インターネットモニター調査