11/24週のポイント

では来週の予定です。アメリカでは9月のPPIに注目です。インフレ圧力の程度によって、12月の利下げを占うことになります。また、ベージュブックも各地区からの報告が、インフレと労働市場の悪化のどちらに軸足が置かれているのか、見極めることになります。

一方、小売売上高については、週次で公表される民間のレッドブックリサーチ公表のデータが底堅さを保っており、おおむね良好な結果が期待されます。日本では26日に40年物国債の入札があります。今月の国債入札はここまで不調でしたから、重要な材料となりそうです。また、28日には11月の東京都区部のCPIが発表されます。ここでインフレが警戒される場合、12月の利上げ観測が高まるかもしれません(スライド16)。

 

では来週のポイントです。

片山大臣の発言から円安けん制が強まりつつあります。今週、大幅に円安が進んだことから来週は様子見となるかも知れません。ただ、40年物国債入札に要注意です。仮に不調であった場合、金利上昇、円安の流れが再燃する可能性も充分でしょう。

ただ、アメリカでCPIと同じくPPIでもインフレの落ち着きが確認された場合、12月の利下げ観測が台頭してドルの上値が重くなりそうです。以上より来週のドル円は底堅さを保ちつつ、概ね今週のレンジで推移すると予想します。

尚、来週27日はアメリカの感謝祭です。多くの投資家は金曜日も休暇をとる為、来週半ば以降の市場は薄くなることが見込まれます。それだけに株式相場や為替市場の値幅が広がるリスクに要注意です。実際、過去3年間の感謝祭を含む1週間のドル円のレンジは平均4円13銭と相応の値幅を記録しています(スライド17)。

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