今回は「衆院選後の円安再加速はあるか?」について解説します。
はじめに過去 2 週間のドル円相場を振り返っておきましょう。レートチェックやトランプ大統領によるドル安容認発言などにより、ドル円相場は 152 円 10 銭まで下落しました。その後、ベセント財務長官が介入に否定的な見解を示した上、強いドル高政策を維持する考えを表明したことからドル円は持ち直しに転じました。
また、FRB 議長にウォーシュ元 FRB 理事が指名されると、過去に量的緩和(QE)に反対を表明したことから想定よりもタカ派の人物と受け止められ、ドル高を招きました。その他では高市総裁の街頭演説も一部が円安容認と受け取られ、総じてドル円相場が大きく反発しています(スライド 2)。
年初来のドル円やクロス円の指数化チャートをみると、レートチェックを受けて総じて円が全面高となりましたが、そうした円高が先週 27 日に一服していた点を前回の動画でお伝えしました。ドル円に限ればドル安が続いた結果、低迷していましたが、そのドルが持ち直した結果、ドル円も年初の水準を概ね回復しました。
また、スイスフラン円はレートチェック前の水準を回復し、さらに史上最高値を更新しています。その他の通貨ペアもレートチェック前の水準まで戻りつつあり、依然として円が弱い状況が変わっていません(スライド 3)。
ドル指数もドル円同様にベセント財務長官の発言やウォーシュ元 FRB 理事の指名を受けてレートチェック前の水準にかなり接近しつつあります(スライド 4)。
