9/29週のポイント

来週の注目イベントとポイントを見ておきましょう。来週は日本では日銀の短観、植田総裁の記者会見を控えますが、やはり週末の雇用統計に注目です。(スライド18)

 

そこで雇用統計の非農業部門雇用者数の動きを振り返っておきましょう。9月分については、現在約5万人の増加が予想されています。通貨オプション市場のボラティリティから計算しますと、現時点で市場は3円から4円の値幅を想定しています。仮に、予想を大きく下回った場合、年内複数の利下げの織り込みが進展し、ドル円は下落するでしょう。

ただ、来年の年末までに150ポイントの利下げを織り込んでいたFOMC前でさえ、ドル円の下値が145~6円だったことに照らせば、雇用統計が予想を下回った場合も147円割れ程度までと予想します。反対に予想を上回った場合は、今週の動きに照らせば150円台の回復がみられそうです。(スライド19)

 
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