年金がいくら受けられるかというのは老後資金を考えるうえで気になるところでしょう。しかし、その額は年金制度の加入条件や家族構成によって大きく変わったり、途中で変動したりすることもあります。年金額の把握方法を知っているとより安心できることになります。

年金額をしっかり確認するようになった女性

厚生年金に加入し、働き続けている晴奈さん・64歳。40年以上会社員を続け、65歳で既にリタイアしている夫・秀昭さん(68歳)と暮らしています。晴奈さん自身は、少なくとも65歳までは今の会社に勤務する予定ですが、それ以降70歳まで引き続き勤務することも検討しています。

62歳から年金が支給されるようになっている晴奈さんは、毎回振り込まれる年金額についてこまめに確認をしています。「給与が少しだけ上がったし、65歳からの年金は2年前に年金事務所に行った時の試算より増えるかも」「65歳以降働いたらどうなるんだろう。またそれなりに年金が増えるのかな?」「来年65歳になるし、また年金事務所で話を聞いてみよう」と考えている最中でした。