増加するインターネットを活用した詐欺

恐らく、40歳代以下の人たちの場合、だまされ方も高齢者とは違います。

詐欺師の訪問を受け、彼らを信頼してお金を出してしまうのが高齢者によくあるパターンですが、40歳代以下の場合、インターネット上に表示された広告から「資産運用セミナー」などに誘導され、だまされるケースが多いと考えられます。

昨年の半ばくらいからよく見かけたのは、SNSを用いた広告記事で、資産運用の世界でよく知られた方が資産運用のアドバイスをしますといったことを売り文句にして、別サイトに誘導するという手口です。

実際、私自身はその先まで進んだわけではないため、指示通りに誘導された後どうなるのかは分かりません。しかし、その広告に名前を使われていた「よく知られた方」に確認したところ、「自分のあずかり知らぬところで勝手に出されている」ということだったので、ほぼ間違いなくだましの手口だったと考えられます。

これは情報リテラシーにつながる部分もあるのですが、最も大事なのはインターネットに流れてくる情報をうのみにしないこと。まずは疑って情報に接することが、だまされないための第一歩になるのです。