受け取り方を決める手順② 受け取りの前に決めること

●受け取る前に考えるふたつのポイント

iDeCoで積み立てた資産を受け取る前に、考えておくべきことはふたつあります。それは、

①いつまで働くか
②iDeCoにいつまで加入するか

ということです。

働いて収入がそれなりにあるならば受け取りを先延ばしすることが選択肢になります。

そして、現在は厚生年金に加入してサラリーマンとして働いていれば、65歳までiDeCoに加入することができます。収入があるなら、税制優遇のある有利な制度は長く利用したほうが良いでしょう。

つまり、60歳以降も働き続ける予定であれば、加入できるかを確認し、加入できる間は受け取りを先延ばしするのがオススメです。

積み立てを続けることで税のメリットを受けながら、さらに老後資産を増やすことができるからです。それに、一度受け取り始めると再加入することはできません。

まとめると、60歳以降もサラリーマンとして働くのであれば、受け取り開始は65歳以降が良いと思いますし、60歳で完全にリタイアするのであれば、生活に必要な資金に合わせて、60歳の時点で一時金、もしくは年金で受け取り始めても良いでしょう。