受け取り方を決める手順③ 受け取りの前に確認すべきこと

●iDeCo以外で確認すべきこと

iDeCoの受け取り方を決めるに当たっては、iDeCo以外の要素がむしろ重要になってきます。

60歳以降に受け取ることのできる収入がどこから、いくらぐらいかを確認すると、暮らしに必要な資金を補うひとつであるiDeCoの受け取り方が見えてきます。

①働いて得る収入
60歳以降働くとしたら、その収入がどれぐらいあるか、そしていつまで働くつもりなのかをまず考えます。

②公的年金の金額と受け取り開始時期
公的年金の受給額がいくらぐらいか、そしてそれをいつから受け取るかを考えてみます。

③会社の退職金・年金の金額と受け取り期間
勤めている会社の退職金や年金制度の有無、そしてどれくらいの金額がいつからいつまで支給されるかも当然知っておくべき要素です。

④保有金融資産
自分が持っている預貯金や有価証券などの金融資産がどれぐらいあるかを棚卸します。

60歳になる前に、iDeCo以外のこれらの要素をすべて把握し、60歳以降の収入計画とともに、受け取り方を考えることが大事です。