受け取り方を決める手順⑤ 受け取りはパズルをするように決める

●最後に足りない場所を補う

iDeCoは老後の生活をまかなうためのひとつです。以前のように60歳で定年リタイアするのではなく、今後は65歳まで現役並みに働く職場がますます増えるでしょうから、稼ぎが減る、またはなくなる「老後」というのは、その後となるでしょう。

一方で、長生きリスクに備えるために公的年金の受給開始を遅らせる「繰り下げ」をすると、手厚い年金額を生涯受け取れますが収入の空白期間が生まれます。iDeCoや企業年金などを活用して空白期間を埋めていくことを考えましょう。

●老後資産のパズルを組み立てる

つまり、老後の収入をパズルのように置いていき、空いている部分を最後のピースとして埋めるのがiDeCoの最も効果的な受け取り方です。

公的年金も会社の退職金・企業年金も受け取りのタイミングやパターンがいろいろあります。しかし、iDeCoは受け取り開始が可能な年齢も、受け取りパターンもバラエティに富んでいるので変幻自在に穴埋めができます。

働く収入、公的年金、会社の退職金・企業年金の組み合わせをいくつか考え、iDeCoを最後のピースとして受け取りパターンを考えることで、総合的に判断しましょう。

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※本記事は大江加代著『最強の老後資産づくり iDeCoのトリセツ 2022年施行 法改正完全対応版』(ソシム株式会社)から一部を抜粋・再編集したものです。

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