「運用会社の中の人」として、情報発信は強化中

S:ファンドマネジャーというお立場であると同時に運用会社の中の方でもいらっしゃるということで、運用会社の中にいらっしゃるお立場として、業界全体への提言というとちょっと大きいんですけれども、そのあたりはありますか。

N:社会の中での資産運用業界の役割は、個人投資家の方の資産形成のためのツールをご提供する立場だと思っています。その中であらゆる資産クラスでしたり、ニーズに沿った投資信託をご提供していくことだと思います。ニーズを汲み取って商品として提供していくということをさらに追求していくとことが一番重要かなと思ってます。
それと同時に有効に活用していただくための情報発信が必要になると思っていて。我々が自己満足で「こういうのが必要でしょう」と言ってもなかなかそれはミートしないと思うんです。情報発信は弊社としても取り組みを強化しているところです。
引き続き情報発信は頑張っていきたいなという中で、「①日本株の魅力」、特に世界インデックスだけではなくて日本株に投資する魅力ということと、あとはインデックス運用ではなく「②アクティブ運用の魅力」の二つをぜひお話をさせていただきたいと思います。

社会や経済の転換を「前もって取れる」アクティブの魅力をもっと伝えたい!

N:まず日本株は、欧米株のように「基本的には右肩上がりで成長していく資産クラス」にはなったと思います。資産形成の中での投資対象に入れることができると思います。
すると「では、欧米株と比較して日本株はどうなんだ」という点が(皆さん気になる)と思います。今、日本経済、日本の企業は転換期にあるのが強いところだと思っていて。①インフレが定着している点と②企業が経営を改革しなくてはと意識づけされているという点で「変化点」にあって、その変化が大きい場面はリターンとしても取りやすい可能性があり、そこが日本株の魅力だと思います。
それからもう一つのアクティブ運用の魅力。「インデックス運用でいいんじゃないか」と思われる方もいるかもしれませんが、昨年から今年は多くのアクティブファンドがインデックスファンドに勝っている状況にあるんですよね。これは、「AI関連、半導体関連をしっかり持っているからでは?」と言われれば、答えとしてはそうです。
ただ、もっと言ってしまうとアクティブファンドというのは社会や技術が転換していくのを「前もって取れる」ことが一番の強みだと思うんですね。一方でインデックスファンドというのはこれまで成功してきて時価総額が大きくなったビジネス、企業というのが組み入れ順で上の方に来ると――今までの既存ビジネスに投資をするというのがインデックスファンドの一つの側面としてありますので、それが今AIで世の中の技術とかいろんな仕組みが変わっていく変化の場面だとアクティブファンドの強みが発揮される局面にあると思うんですね。
なので、一概にインデックスファンドの方がいいという議論は必ずしも当てはまらず、アクティブファンドが強い場面というのはあると思いますし、今実際にそういう局面にあると思いますので、そちらにも目を向けてみていただきたいです。
 

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この記事には未収録の「機関投資家にはない、個人だからこその投資における強みとは?」や「プロの情報取得から個人がマネできることは?」「個別株投資をしてみたい人へのアドバイス」は、ぜひポッドキャストでお聴きください!