高リターンの一方で気を付けたい留意点

一方で、購入前に知っておきたい留意点は次の通りだ。

・NASDAQは2026年5月、大型新規上場企業を上場後15営業日で指数に組み入れ可能とするルールに改定した。スペースXを始めと大型IPO企業の早期組み入れが予定されており、実現すれば指数構成が短期間で大きく変動することも予想され、基準価額と指数の乖離が一時的に拡大する可能性も考えられる。
・ハイテク銘柄への集中投資のため、「S&P500」などに連動するインデックスファンドと比べると相対的に値動きが大きくなる。
・米国市場の調整や、米国の景気後退に直接影響を受ける。

続いて商品のパフォーマンスを紹介する。
騰落率は以下の通りだ。

・6ヶ月 22.08%    
・1年  57.34%
・3年  143.46%
(2026年5月末)

ここまでの情報を踏まえ、投資の向き・不向きは以下の要素を参考にすると良いだろう。

<向いている人>
・米国のハイテク・成長企業の成長を、低コストでまとめて取り込みたい人
・長期保有を前提に、短期の価格変動に動じず保有を続けられる人
・NISAの成長投資枠を活用してインデックス投資を行いたい人

<向いていない人>
・短期的な値下がりに耐えられず、安定的な値動きを優先したい人
・為替変動リスクを取りたくない人(為替ヘッジを希望する人)
・幅広い国・セクターへの分散を重視し、特定市場への集中を避けたい人

今回は「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド<購入・換金手数料なし>」の特徴をひも解いた。投資信託に万人にとっての正解はなく、その選定基準も人それぞれだ。本連載では今後も各商品を深掘りし、個人投資家が自分の大切な資産を託せる“推し”を見つけるヒントをお届けしていく。

執筆/フィナシー投資信託取材チーム

※記事内の数字は注記がない場合は6月23日現在(出所:ニッセイアセットマネジメント公式サイト、騰落率は資産運用業協会データ)