新NISAの「成長投資枠」は国内外の株式や投資信託が対象だが、銘柄選びに迷う方も多いだろう。そこで、投資対象別の重要ポイントを3回に分けて解説する。前編となる今回は「国内株」の選び方について。
【成長投資枠】国内株は4つのポイントで選ぼう
成長投資枠で国内株式に投資する際は、次の4つのチェックポイントを満たす銘柄を選ぶと良いだろう。
【国内株式の選び方ポイント】
・高配当株を選ぶ
・累進配当株を選ぶ
・買いやすい価格帯かチェック
・業績をチェック
①高配当株を選ぶ
高配当株とは、高い配当金を出す銘柄のこと。銘柄選びの目安となるのが「配当利回り」という指標だ。東京証券取引所に上場している銘柄の平均配当利回りは2%前後となっている(※)。一般的には3%を超えれば高配当銘柄とされることが多いようだ。
※東証プライム市場、スタンダード市場の加重平均利回り(2026年3月時点)
株の配当金からは通常、約20%の税金が差し引かれるが、新NISAではこの配当にかかる税金も、売却益にかかる税金もかからない。
②累進配当株を選ぶ
累進配当株とは、配当金を減らさずに維持、または増やし続けている銘柄のこと。累進配当株は配当金が安定しているだけでなく、配当金の原資となる業績も着実に成長している傾向にあるのが特徴だ。
こうした銘柄の指標として、日本経済新聞社が「日経累進高配当株指数」を算出している。この指数の構成銘柄は同社が選出した累進配当株であり、累進配当株に投資を検討する際の参考になるだろう。
③買いやすい価格帯かチェック
国内株式の売買は、原則100株(1単元)単位。新NISAの成長投資枠は年間240万円までだが、例えば株価が1万円の銘柄は100株で100万円が必要なため、新NISAでは年間2銘柄しか購入できない。
一方、株価が3000~4000円の銘柄であれば、年間で6~7銘柄ほど購入可能。なお、成長投資枠では投資信託にも投資できるため、投資信託にも投資したい場合はその分の枠も残しておくとよいだろう。
④業績をチェック
国内株への投資では、売上高・営業利益・当期純利益といった企業業績の確認が欠かせない。たとえ配当が魅力的な銘柄であっても、赤字が続いて株価の下落が止まらなければ、売却時に大きな損失を抱える恐れがあるからだ。
業績は直近の数字だけでなく、数年間の推移を確認しよう。そうすることで、その銘柄が長期保有に適しているかどうかを判断する材料が得られる。こうした情報は、各企業の公式サイトにあるIRページのほか、ネット証券の銘柄詳細ページに掲載されている業績推移グラフなどでも手軽に確認できる。
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