新NISAでの優待株投資。ほしい株主優待があるけれど、本当にその銘柄に投資してよいのか判断が付かない人もいるのでは。優待狙いといっても、もちろん株式投資に変わりはない。そこで新NISAで投資する株主優待銘柄の選び方を紹介する。
ポイント①優待利回りは高いか
新NISAで個別株に投資できる成長投資枠には年間240万円までの上限がある。その限られた枠を活かして、優待利回りの高い銘柄に投資したい人もいるだろう。優待利回りとは、投資金額に対する株主優待のリターンのこと。株主優待でもらえる商品を金額に換算して、投資金額で割れば優待利回りが算出できる。
例えば投資金額10万円の銘柄で年1回1000円分のQUOカードがもらえる場合、優待利回りは1.0%となる。この数値が高いほど、投資額に対する見返りは大きくなり、自社サービスの割引券などの優待は、極めて高い利回りとなることも。ただし、利用機会のないサービスでは意味がない。優待利回りだけでなく、自分が利用するかどうかも考慮しよう。
ポイント②配当利回りは高いか
株主優待だけでなく、配当も行っている銘柄であればより多くの利益を得られる。優待利回りだけでなく、配当利回りも確認してみるとよいだろう。
この例では、10万円の投資金額で年間3000円の配当金を受け取ることができる。この場合、配当利回りは3.0%となります。通常の課税口座で投資した場合、配当金には約20%の税金が課され、その分を差し引かれた金額を受け取ることになる。つまり3000円ではなく、約2400円が手取りとなる。しかし新NISAでの投資なら、配当金への課税がないので3000円がまるまる手に入ることになる。
ただし配当利回りには注意点もある。業績が悪化すると多くの企業は配当金を減らす(減配と呼ばれる)。このため業績悪化によって株価が下落した場合でも、減配発表前は配当利回りが高い状態が維持される。そのため配当利回りが他の銘柄と比べて極端に高い場合などは注意が必要。減配リスクがあるため、業績の確認が不可欠だ。


