投資信託などの積立代金をクレジットカードで支払うことでポイントが貯まる「クレカ積立」。新NISAで利用できる金融機関も増えており、注目が集まっている。資産運用をしながらクレジットカードのポイントが貯まるメリットが最大の魅力といわれるこのサービス。本当にメリットばかりなのだろうか。チェックしていこう。

クレカ積立のメリットとは?

クレカ積立は、かつては毎月の積立上限が5万円までという金融機関がほとんどだった。しかし新NISA開始に伴い、つみたて投資枠の月間積立上限額である10万円までに引き上げるところが増えてきた。そんなクレカ積立ですが、具体的にはどんなメリットがあるのだろうか。

【クレカ積立のメリット】

①クレジットカードのポイント還元を受けられる

②手間をかけずに投資を続けられる

③リスクを抑えた投資が期待できる

④少額からスタートできる

①クレジットカードのポイント還元を受けられる

クレカ積立の最も大きなメリットがポイント還元を受けられる点。新NISAでは、生涯1800万円の非課税枠を利用して投資ができるため、長期間にわたって毎月コツコツと積み立てを続けることも可能。その際、設定した金額を証券口座などから直接引き落とすのではなく、クレカ払いにすることでクレジットカードのポイントが貯まっていくのは大きな魅力といえる。得られるポイント数によっては、運用で多少の損失が出てもカバーできるかもない。

②手間をかけずに投資を続けられる

クレカ積立は、なるべく手間をかけずに投資をしたい人にも向いているところがある。クレカ積立の場合、証券口座の残高を気にする必要がなく、都度入金する手間も省ける。

最初に積立設定さえしておけば、あとは毎月自動的に投資ができます。ほったらかしで投資できるので多忙な人でも取り組みやすいだろう。

③リスクを抑えた投資が期待できる

クレカ積立では、一定額を毎月積み立てる形となる。つまり、毎月という一定の間隔で定額を投資していくことになり、これは「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手法を自然と実践していることになる。

ドルコスト平均法では、価格が安いときにはたくさん購入することができる反面、価格が高いときには少ししか購入できないため、結果的に平均の購入単価を抑えやすくなる面がある。

また、一度に大金を投資するのではなく、購入時期を分散させることで、たまたま価格が高いタイミングで購入して損をしてしまう「高値づかみ」のリスクを軽減することが期待できる。

④少額からスタートできる

資産運用というと、多額の資金が必要だと思う人も少なくないだろう。しかしクレカ積立は口座開設先の金融機関によっては月100円~1000円程度の少額から始めることも可能だ。少額の投資なら、損失が出たときのダメージも最小限で済む。まずは少額から始めて、慣れてきたら増額することもできる。

クレカ積立はメリットが豊富

運用しているだけでクレジットカードのポイントが貯まるクレカ積立。特に長期での運用が前提となる新NISAのつみたて投資枠で利用すれば、気付けばいつのまにかポイントが貯まっていたという「チリツモ」効果も期待できるかもしれない。魅力を感じて早速始めたいと思う人もいるだろう。メリット尽くしに見えるクレカ積立だろうが、落とし穴はないのだろうか。始める前にデメリットも知っておくことが大切だ。

〇メリットを把握できたが、落とし穴…デメリットはないのだろうか?後編『資産運用でポイントが貯まる「クレカ積立」に落し穴はないのか? デメリットに潜む“ワナ”を知る』にて詳説する