新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠があり、米国株は成長投資枠で購入できる。新NISAでは投資できる金額が決まっており、年間360万円(つみたて投資枠:120万円、成長投資枠:240万円)、全体で1800万円までとなっている。そのうち成長投資枠の投資上限は1200万円となる。

新NISAで米国株に投資するメリットはあるのだろうか?わかりやすく解説する。

新NISAで米国株に投資する3つのメリット

メリット①売買で大きな利益が出ても税金がかからない

通常、株式投資で出た利益には20.315%の税金がかかるが、これは課税口座(特定口座・一般口座)で取引した場合の話だ。一方、NISA口座での投資なら、この売却益に対して税金がかからないという大きなメリットがある。

もう少し具体的に説明すると、課税口座で投資した場合に売却益が10万円だったとして税引き後に手元に残るのは約8万円。一方、NISA口座なら10万円がそのまま利益として手に入るのだ。国内株と同様に、米国株でもNISA口座での投資なら売却益に税金はかからない。

メリット②高い成長率の米国株、利益が大きいほど非課税メリットも大きく

米国経済の成長の著しさは株価の上昇に表れている。例として1990年から現在までの日本の代表的な株価指数である日経平均株価(日経225)と米国の代表的な株価指数の一つS&P500のチャートを比べると、米国株の値上がり率がは日本株を大きく上回っている傾向にある。

前述どおり、新NISA口座で投資すると得られた利益が非課税になるメリットがある。利益が大きくなるほどそのメリットは拡大し、課税口座で投資した場合と比較して将来的に大きな資産の差につながる。

成長著しい米国株への投資は、新NISAのメリットを十分に生かせることが期待できるだろう。なおNISA口座は非課税のため、確定申告が不要である点も手間がかからずメリットといえる。

メリット③NISAの非課税投資枠を使い切りやすい

国内株は原則、100株単位で売買する決まりがある(単元株制度)。そのため株価にもよるが、少なくとも数万円から数十万円単位の資金が必要だ。

新NISAでは年間の投資上限額が決まっているので、少額の枠が残っても使い切れないケースがある。その点、米国株なら単元株制度がないため1株からの取引が可能。細かな金額調整ができるため、少額の枠を埋めることも可能だ。

このようにNISA枠を上限まで最大限活用しやすいのは米国株投資のメリットといえる。

米国株は利益に税金がかからない新NISAで始めるのも一案

新NISAでの米国株投資には、利益に税金がかからない、米国の高い成長率が期待できるためより非課税メリットか増す可能性がある、1株から投資できるため非課税投資枠を使い切りやすいといったメリットがある。

●とはいえ、メリットだけとは言えないのが実情。どんな投資にもデメリットは存在する。そこで米国株に投資する前に、注意点やデメリットも知っておこう。後編『新NISAで米国株に投資するデメリットは?【これだけ読めばOK!ざっくり解説】』にて解説する。