新NISAに興味はあるものの「この機会に投資を始めるべき?」「新NISAのメリットは?」といった疑問や不安を抱えている人もいるのでは? そこで新NISAのメリットについて、始めるかどうか迷っている人が知っておきたいポイントに絞って分かりやすく解説します。

メリット①投資で得た利益に税金がかからない

新NISAのメリットについて整理しておこう。まず最大のメリットとして、投資で得た利益に税金がかからない点が挙げられる。

通常の課税口座で投資する場合、利益が出て銘柄を売却する時の売却益や、運用商品から受け取れる配当金に対して20.315%の税金がかかる。一方、新NISA口座での投資ではそれらの利益に課税されない。つまり、新NISAでは利益が出た分を丸々受け取ることができるのだ。その分、課税口座で投資するより手元に残る金額が多くなる。

メリット②年間360万円の投資枠で非課税投資ができる

新NISAは、2023年までの旧NISAと比べて投資できる金額の上限が大幅にアップした。具体的には、つみたて投資枠が年間120万円、成長投資枠が年間240万円で合計360万円。生涯で1800万円まで投資可能。運用次第では、「老後までに2000万円用意する」といった目標を新NISAの枠内だけで達成できるかもしれない。

メリット③つみたて投資枠と成長投資枠の両方が利用できる

以前のNISAでは、一般NISAにするかつみたてNISAにするか、どちらかを選択する必要があった。しかし、新NISAでは「両方同時に使う」ことができるようになった。例えば「つみたて投資枠での積立をメインにしながら、成長投資枠で株式投資にもチャレンジする」といったことように、投資戦略の幅が広がるだろう。

メリット④売却した分、また投資できる【枠の再利用可】

前述したとおり、新NISAの生涯投資枠は1,800万円だが、この枠は売却によって再利用が可能。上限まで投資した後でも、保有商品を売却すれば、その商品の簿価(購入時の金額)分の枠が翌年以降に復活する。この仕組みにより、一度枠を使い切った後でも再び非課税での新規投資を行うことが可能になる。

ただし復活した枠の金額分を再度使う際には、年間の上限枠に注意が必要。年間上限枠はつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円、合計360万円だ。例えば前年に一気に500万円分を売却したとしても、翌年にその500万円分を一気に使うことはできない。前述した年間投資枠の上限を超えてしまうからだ。もちろん残った枠は翌年以降も継続されるので、上限を意識しながら徐々に使っていけば問題はないだろう。

こうした注意点はあるものの、枠の再利用ができる新NISAは、何十年と長く投資していく上での変化にも対応しやすいのといえそうだ。

新NISAのメリットとデメリットを知って、自分で判断しよう

新NISAは、以前のNISAよりも投資できる金額や期間などが拡充され、自由度がぐっと上がった。デメリットについてもあらかじめ理解して、対処できるような投資戦略を立てておくことが大切。長期投資のように、リスクを抑えた投資法を実践するなど対策法に着目してはいかがだろうか。