ポイント③売却益に期待できるか
NISA口座では売却益も非課税になるため、将来的な値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うなら株価の割安・割高を判断する指標の理解が欠かせない。その代表格がPER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)だ。
PERとは?
PERとは、「株価が1株当たり純利益に比べて何倍になっているか」を示す指標。PERが高ければ利益に対して株価が高い水準、低ければ利益に対して株価が低い水準ということになる。業種や上場市場によって平均値は異なるが、同業で同規模の上場企業と比べて低い数字なら割安と判断できる。
PBRとは?
PBRとは、「株価が1株当たり純資産に比べて何倍になっているか」を示す指標。1倍を割ると割安と判断される。なお、東京証券取引所によってPBR1倍割れの企業に対して改善が促されている。そのため今後、PBR1倍割れの銘柄は自社株買いの実施などにより株価が上昇する可能性がある点には注目しておいてよいだろう。
ポイント④長期保有の特典はあるか
銘柄によっては、長期保有により株主優待の内容がランクアップする場合がある。例えば、3年以上保有することでもらえる自社商品や割引券の数が増える、内容のグレードが上がるなどのケースがある。
新NISA口座は生涯非課税で投資ができるため、長期投資と相性がよいといえる。さらに株主優待を楽しみたい人は、長期保有に優遇がある銘柄を探してみるのもよいだろう。
株主優待を狙いながら新NISAの非課税効果を最大化しよう
新NISAは株主優待狙いの投資口座としても有効活用できる。併せて、売却益や配当金に税金がかからない新NISAのメリットを最大限に活かして投資を楽しめたら一石二鳥だろう。ただし、株主優待をもらうには1単元(100株)以上の保有を条件とする銘柄が一般的。
優待狙いの投資では、優待内容や銘柄の業績などに加えて、優待を得られる条件の確認も必須。優待狙いといえども個別株投資に変わりはない。事前準備を怠らず、新NISAを有効活用して株主優待を楽しむのも一案といえる。


