投資信託の良しあしを見定めるのは難しい。相場つきが悪くて短期的には成績が振るわなくても、長期で見れば優れた運用を行っている投信は存在する。逆に、波に乗って一時的に好成績を収めたものの、トレンド転換と共に一気に沈んでいく投信も少なくない。本シリーズ「探せ! あなたの"推し"投信」では、長期投信投資家に人気の投資信託の強さの秘訣を探る。
今回取り上げるのは、大和アセットマネジメントが運用する「iFreeNEXT FANG+インデックス」だ。純資産総額は1兆3300億円超、近年のハイテク株の好調を受け、基準価額は2018年設定時の1万円から現在9万8824円にまで上昇している。なぜこれほど支持されているのか? 本稿ではその理由をひも解いていく。
世界を代表する巨大テック10銘柄に集中投資
このファンドの特徴をひとことで言えば、「世界を代表するテクノロジー・プラットフォーマー10銘柄に均等に集中投資するインデックスファンド」だ。2018年1月31日に設定された米国株式ファンドで、世界的なビッグテックへの集中投資を実現できる商品といえるだろう。
運用の特徴は、NYSE FANG+指数(配当込み、円ベース)への連動をめざす点にある。同指数はMeta(旧Facebook)、Amazon、Netflix、Alphabet(Google)の4社(=FANG)に6社の米国の大型テクノロジー・メディア企業(現在はApple、Microsoft、NVIDIAなどを採用)を加えた計10銘柄で構成される。各銘柄の組入比率は、ほぼ均等になるよう設計されている。銘柄入れ替えは四半期ごと。直近ではサイバーセキュリティ企業のCrowdStrikeが除外され、半導体メモリなどを生産するMicron Technologyが加わったことで話題になった。
ファンドはアクティブ運用ではなくインデックス運用であり、そのため米国の大型企業に集中投資しながら、低コストで運用できるのがメリットだ。原則として指数構成銘柄の全銘柄に投資するフルレプリケーション方式をとる。
2025年12月に「毎月決算/予想分配金提示型」が新設され、分配金ニーズの高い投資家にも対応するようになった。
NISAについては、「つみたて投資枠」「成長投資枠」の両方に対応しており※、幅広い投資家が活用できる体制が整っている。
※「毎月決算/予想分配金提示型」はNISA対象外
