【来週の展望】ドル円はドル高円安方向か、介入リスクに備えよ
来週のドル円相場のポイントです。依然として中東情勢睨みとなりますが、緊張が続く限り、ドルは底堅さを維持するでしょう。また、金融政策を巡っても米国の利下げのハードルはかなり高いと考えられ、ドルに追い風です。日銀については、4月利上げが濃厚ですが、ある程度、織り込みが進んでいることから円安を抑える効果はかなり限定的となりそうです。
この為、日本の当局が円安を止めるには、介入またはその警戒感と日銀による利上げに向けた踏み込んだ地ならしとの合わせ技が必要でしょう。以上から引き続きドル円のリスクはドル高円安方向と考えられますが、先の三村財務官の発言に照らせばいつ為替介入が入っても不思議ではありません。前例にならえば介入当日は5円程度の下落を見込む必要があります。
来週の注目イベントにISM非製造業景気指数やFOMCの議事要旨が挙げられます。特に議事要旨で、今回の原油価格の上昇に伴うインフレに対し、金融政策でどのように対処する意向なのか、探る必要があります。また、長期金利が上昇している時期だけに、日本の30年国債の入札にも注目です。ただ、最近の国債入札は概ね無難な結果に終わっています(スライド18)。
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