中東情勢緊迫化と底堅いドル円:介入警戒感も

今回は「日銀、引くに引けない4月利上げ」について解説します(スライド1)。

 

トランプ大統領の支持率は、イランへの攻撃開始後、しばらく上向く時期もありましたが、ここへきて低下が鮮明となっています。中間選挙を前にトランプ大統領も長期化は望んでいないと考えられます(スライド3)。

 

この為、一時は早期終戦への期待が高まり、市場がリスク選好に傾く場面も見られました。ただトランプ大統領の会見で停戦に向けたロードマップといった具体策は何も示されませんでした。結局は中東情勢をめぐる先行き不透明感は払拭されておらず、原油相場も高止まりしています(スライド4)。

 

為替市場でも引き続きドルが底堅く推移しています。ただしドル指数の節目となっている「100」近辺では上値も重くなっており、ドル高に一服感もみられています(スライド5)。

 

ドル円相場は3月27日に160円台を回復しましたが、週明け30日に三村財務官から円安けん制発言がきかれました。「そろそろ」とかなり具体的に為替介入が近いことを示唆したものでした。その後、早期停戦への期待から市場がリスク選好に傾いたこともあり、ドル円は一時158円台前半まで下落しました。ただ、その後、中東情勢の先行き不透明感に支えられ、159円台後半まで持ち直しています(スライド6)。