過去事例から見る為替介入の威力とドル円シナリオ
為替介入を巡っては、かねてご紹介してきた通り、ドル高の地合いの下で行われた2022年9月22日、2024年4月29日および5月1日の場合、当日こそ大きくドル円が下落したものの、ほどなく反発してきました。足元の為替市場も総じてドル高地合いであることを踏まえると、仮に為替介入があった場合でもドル円が下落した後、徐々に持ち直してくると考えられます(スライド7)。
具体的に、これら3度の為替介入について具体的な値動きを振り返っておきましょう。ここでは介入当日の高値と安値と終値および介入当日の高値回復に要した日数、介入額をまとめています。いずれの場合も介入当日は5円から6円もドル円が下落していますが、引けにかけて1円から2円程度反発しています。2022年9月の介入後、13営業日後にドル円は介入当日の高値を回復していますが、2024年の場合、回復までに1~2カ月を要しています。
前例に倣えば、ドル円相場が160円台に達した後に為替介入が行われた場合、当日は155円付近まで下落した後、156円から157円程度まで反発すると考えられます。また、その後、再び160円台を回復するまでに1~2ヶ月を要するイメージです(スライド8)
