11/17週のポイント

では来週の予定をみておきましょう。米国の雇用統計の発表が予定されていますが、政府機関再開からまだ間もない為、実際に発表されるか流動的です。この為、来週は日本の第3四半期のGDPに注目です。現在、マイナス成長が見込まれています(スライド17)。

 

それでは来週のポイントです。日本のGDPがマイナスとなった場合、利上げが先送りされるとの見方が強まりそうです。その上、補正予算拡大への期待から、円安・株高となる可能性が充分にあります。とは言え、155円を上回る水準での高値警戒感は相応に強く、ここをさらに大きく抜けていく為には例えばアメリカの雇用統計において、労働市場がそれほど悪化していないと言った、アメリカドルにとってのポジティブな材料が必要となりそうです。この為、来週のドル円は154円台を中心に底堅く推移しつつ、上値もやや重い展開が見込まれます(スライド18)。

 
 
 
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