「銘柄」「産地」ではなく、まずは「国産米」の確保が優先?

米を買う際に銘柄や産地を重視する人もいるだろう。しかし米の流通が滞り、外国産米の輸入も活発になるなかで、国産米を買うこと自体のハードルが上がっているかもしれない。米へのこだわりにも変化は見られるのか。

調査によれば、米を買うときに重視することとして最も回答率が高いのは「国産米である」(77.8%)で、2位の倍近い水準だった。2位以降は「銘柄(こしひかりなど)」(40.5%)、「量(2kg、5kgなど)」(34.3%)と続く。

出所:日本生活協同組合連合会「2025年 お米についての緊急アンケート調査」

2024年10月の前回調査と比べると、「銘柄(こしひかりなど)」は8.0%減少(48.5%→40.5%)、「産地(都道府県単位)」は9.5%減少(43.1%→33.6%)、「味の好み」は12.3%減少(38.8%→26.5%)。一方で「価格が安い」は1.8%増加(31.3%→33.1%)。

価格高騰が続くなかでこだわりが低下し、まずは国産米を少しでも安く確保することを優先する人が増えているようだ。

調査概要 調査名:お米についてのアンケート調査 調査主体:日本生活協同組合連合会 調査対象:組合員モニター6342人 実施期間:2025年3月11日~2025年3月18日