株価はトランプ関税ショック後に反発

住友商事の株価は長期的に上昇しています。直近5年間では3.1倍に値上がりしました。2019年にウォーレン・バフェット氏による投資が判明して以来、総合商社の株式は強い相場が続いており、住友商事もほぼ右肩上がりの状況です。

なお、上場来高値(4433円、24年5月)からはやや値を下げています。当時の本決算(24年3月期)の公表後に高値を付けたあと、24年8月の日本株急落で一時2675円まで売られました。その後は3300円前後で横ばいが続きますが、25年4月のトランプ関税ショック以降は反発が顕著で、7月にはおよそ1年ぶりに4000円台を一時回復します。

【住友商事の株価チャート(過去5年間)】
・株価:3992円(25年8月14日終値)

住友商事の株価の動きをグラフで表した図表(過去5年間)
 
出所:Tradingview
 

住友商事は24年8月に「JPXプライム150指数」へ採用されました。選定理由はPBR(株価純資産倍率)基準、つまり投資家の評価が高いことが決め手です。

なぜ住友商事は投資家の評価を集めているのでしょうか。事業内容と業績から探ってみましょう。