選択的夫婦別姓に関連したキーワードが2位

続いて、2位は「通称使用」だった。法的な氏名とは異なる名前を日常生活で使用することを意味する。この言葉の注目度がなぜ急に上がったのか。結婚した後も夫婦が結婚前の姓を使用することを認める「選択的夫婦別姓制度」については国会でも議論されており、ご存じの人も多いのでは。関連して通称使用の扱いについてもネット・SNS上で話題になったようだ。

3位は「ドナー休暇」。ドナーとは移植のために骨髄などを提供する人のこと。ドナーが特別休暇を取得できる制度がドナー休暇だ。しかし、ドナーに選ばれても仕事の都合で提供を辞退するケースが多いようで、厚生労働省がドナー休暇の導入を推進。企業でも呼応する動きが広がっていることが注目された背景の1つと考えられる。

●ランキングの続きは後編:社会人が知っておきたい急上昇した話題「ソーハラ」「休業支援金」… 24年下半期に注目を集めた「はたらく」キーワード・ランキング【最新版】にて紹介している。

調査概要 調査名:はたらくソーシャル・リスニング(2024年度下半期) 調査主体:株式会社パーソル総合研究所 調査期間: 2024年10月1日~2025年3月31日 調査対象:SNS、ブログ、レビューサイト、掲示板など国内10万ドメインのデータソースより投稿データを取得、「労働」「人材マネジメント」「組織」「働く」関連のワードが含まれる投稿について分析