〈運用見直しについてよくあるお問い合わせ〉
Q 運用見直しをしたほうがいいのですか?
A 運用期間とリスク許容度により異なるので、個々人での判断となります。
積立投資で資産形成の途上にある場合、頻繁にスイッチングをするよりも、長期・継続投資をしたほうが良い結果になったという過去のデータはあります。
既にある程度の資産形成ができていて、資産を「使う」目的が明確であるのなら、スイッチングも一つの考え方です。
Q 持っている投資信託を全額、売らないといけませんか?
A DCのスイッチングでは、いま保有している資産の一部を売却することができます。
たとえば、外国株式型投資信託を保有していて、時価評価額が120万円、投資元本が100万円のケースで考えてみましょう。増えた分の20万円を売却してリスクの低い運用商品(たとえば定期預金等)に変えておくということができます。
こうしたスイッチングの利点は、将来の市場の上昇・下落の双方に備えられることです。具体的に見てみましょう。
〈上昇した場合〉
外国株式型投資信託は100万円分あるので、市場の上昇に伴い、時価評価額も上がります。
〈下落した場合〉
外国株式型投資信託が10%値下がりして、100万円から90万円に時価評価額が下がっても、定期預金の20万円があるのでトータル資産としてはプラスです。
Q 元本割れしているので、投資信託をスイッチングしたほうがいいですか?
A スイッチングすると、元本割れが確定します。過去のリーマンショック時にスイッチングをして元本割れを確定させた例では、その後に投資信託の購入を再開しても、元本割れ分を解消するのに継続投資よりも長い時間がかかりました。
Q 50代なので、運用商品の変更を考えています。
A スイッチングするよりも、商品別配分変更を行って毎月購入する投資信託のリスクを下げていく方法もあります。毎月の掛金額部分だけリスクを抑えていくことで、徐々にリスクを減らしていくことができます。
たとえば株式割合の低いバランス型投資信託(国内外の株式と債券を組み合わせたもの)を選ぶという考え方です。
Q 3カ月前に全額スイッチングしたのに、以前持っていた運用商品が残っているのはなぜですか?
A 毎月の掛金での購入は、以前の運用商品のままだからです。すべて変更したい場合は、商品別配分変更とスイッチングの双方を行う必要があります。