米トランプ大統領の関税政策の影響により、世界の政治・経済が大きく動揺しました。

株式市場や為替の乱高下が発生し、「どうしたらいいのか?」「何ができるのか?」と問い合わせをいただくことが増えました。この機会に、「確定拠出年金(DC)制度でできること」を整理してみましょう。

運用商品の変更ができるって知らなかった!

DC加入者のなかで、「運用商品の変更ができることを知らなかった」とおっしゃる方は、かなりいらっしゃいます。

DC導入セミナーや新入社員説明会で、運用商品はいつでも変更可能と伝えてはいますが、正確に覚えている人は多くないようです。また、具体的な考え方やWEBの操作方法となると、ほとんどの方に認識がないようです。

なお、DC制度の運用商品を変更する方法は2種類あります。

①    毎月の掛金で購入する運用商品を変更する…商品別配分変更
②    従来、積立投資をしてきた資産を売却し、その金額を別の運用商品に変更する(その後も積立投資をする運用商品は従来のまま)…スイッチング

記録関連運営管理機関によって、上記の機能の名称は異なりますが、以下ではJIS&T(日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー)の呼称で説明します。