確定拠出年金(DC)の運用商品をどう選んでいますか?
「確定拠出年金(DC)の運用商品を選んだ記憶がない」「何を選んだのか覚えていない」という人も多いのではないかと思います。有意義に活用していくためにもいま一度、運用商品選びについて考えてみましょう。
運用商品を選んだ記憶がない人は「現金管理」になっている可能性も!
DC加入者になって、運用商品を選んだ記憶がない人は少なくないと思います。とくに2018年5月以降に加入者になった人は、現金管理になっている可能性もあります。現金管理とは文字どおり、掛金をDC口座内で現金のまま置いてある状態を指します。つまり現金管理の状態では、DCのメリットの一つである「運用益非課税」がまったく使えていないことになります。
逆に、選んだ覚えがないのに、運用商品が投資信託(もしくは定期預金等の元本確保型)になっているというケースもあります。心当たりがある人は現在の状況を確認することが大切です。コールセンターに電話をするか、DC加入者用のWEBサイトにアクセスしてみましょう。
このように知らない間に投資信託(もしくは定期預金等の元本確保型)に資産配分されている人は、ご加入のDC規約(プラン)で「指定運用方法」が適用されたと考えられます。対して、DC加入から半年以上が経過しているのに運用商品が現金管理になっている人は、指定運用方法がもともと設定されていないプランの加入者です。