若者にも浸透する新NISAの「勢い」
年代別で見るとさらに顕著な傾向が浮かび上がる。2024年にNISA口座を開設した中で特筆すべき年代が「20代以下」の24.5%。他の年代より約7~14ポイントも高い。
なお調査に回答した「学生」のうちで2024年にNISA口座を開設した人は38.5%。若い人にも新NISAが浸透していることが如実に表れているといえそうだ。
その他の年代の傾向を2014年の制度開始時と比較すると、50代までは2024年に開設した人の方が2014年に開設した人より多い。しかし、60代以上は2014年に開始した人の方が多く、NISAを古くから始めていることが分かる。
なお、2020年ではいずれの年代も前年より伸びている。コロナ禍での株価下落や外出を控え在宅の時間が増えたことなどが影響していそうだ。
NISA口座の開設年(年代別)
これらの結果から、新NISA制度は幅広い年収帯の人に利用されており、特に年収300万円未満の層の新規参入も顕著に見られる。制度変更を機に新たに投資を始める人も増えており、全体として日本の個人投資家の裾野が広がっていると言えそうだ。
●ところで新NISAで投資する資金はどのように捻出しているのか。関連記事「新NISAの購入資金源ランキング いったいどこから捻出しているのか?」にて解説する。
調査概要:「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」 調査主体:日本証券業協会 調査対象:2024年に新NISAで金融商品を購入した7610人 調査時期:2025年1月 調査方法:インターネット調査