2024年に新NISA始めた最多層は「年収300万円未満」

NISAはもともと2014年に始まった少額投資非課税制度であり、制度の使い勝手を良くして2024年に新NISAとして生まれ変わった経緯がある。

今回の調査では、NISAを行っている7610人を対象に「いつNISA口座を開設したか」を質問している。その結果、「2024年」に開設した人は17.3%で、NISA制度開始(2014年)当初の15.0%を上回る水準だった。

年収別に見ると、「年収300万円未満」の層では、2024年に新規開設した割合が20.0%と最も高かった。制度変更を機に新たに投資を始めた人が多いことが分かる。一方、「年収1000万円以上」の層では、「2014年」からNISA口座を保有している割合が24.2%と他の年収帯と比べて高く、早くからNISAに取り組んでいることが分かった。

他の年収帯の傾向も見てみると、「年収300万円〜500万円未満」の層は2024年に開始した割合が17.4%と、年収300万円未満に次いで高かった。

「年収500万円〜700万円未満」の層では、2024年の新規開設が13.6%、2014年からが10.4%と、古くからの投資経験者と新規参入者がバランス良く存在している。

「年収700万円〜1000万円未満」の層では、2024年の新規開設が15.2%と比較的高い割合を示しており、特に前年から5.4ポイント増と、300万円未満の同6.7ポイント増に次いで伸び率が高かった。

NISA口座の開設年(年収別)

 
出所:日本証券業協会「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」