新NISA「最大のユーザー層」は年収300万円未満
日本証券業協会が実施した「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果」の速報版が2025年2月に公表された。この調査は2024年に新NISAで金融商品を購入した7610人を対象に行われたものだ。新NISAに関する多様な質問を投げかける中で、利用者に自身の年収についても聞いている。
その結果によると、新NISA利用者は「年収300万円未満」が最も多く、全体の39.7%を占めた。続いて「300万円〜500万円未満」の層が27.7%を占めており、これら二つの年収帯で全体の約7割を占めている。以下、0万~2000万円以上と年収帯は分散しており、新NISA利用者の年収分布は幅広いことが明らかになった。
新NISA利用者の年収分布
具体的には、「500万円〜700万円未満」17.1%、「700万円〜1000万円未満」10.0%と続く。一方で、「1000万円〜1200万円未満」2.7%、「1200万円〜1500万円未満」1.5%、「1500万円〜2000万円未満」0.6%、「2000万円以上」0.8%と分散傾向となっている。
なお「年収1000万円以上」の利用者は一桁台であり、新NISAが特定の高所得者層だけでなく、様々な年収帯の人々に利用されていることが分かった。新NISAの普及により、多くの人々が資産形成の機会を得られるようになった証左であり、金融リテラシーの向上や資産形成支援の重要性についての意識の高まりが期待される。