2024年中に新NISAで金融商品を購入した全国の10代~70代の男女7610人を対象に実施された「新NISA開始1年後の利用動向に関する調査結果(速報版)」(日本証券業協会)。同調査では購入・売却金額や銘柄数、購入・売却商品とその理由や損益などを聞いている。そのうち年収700万円~1000万円未満の人たちの「つみたて投資枠」(618人)、「成長投資枠」(612人)の投資額について傾向を見ていこう。
【年収700万円~1000万円未満】つみたて投資枠1位は満額「120万円」
年収700万円~1000万円未満の人のつみたて投資枠の購入金額は、「120万円」が23.1%と最も多かった。年初から開始していた場合は月額10万円の積立額となる。実に約4人に1人が満額投資していることになる。
【年収700万円~1000万円未満】「つみたて投資枠」購入金額ランキング
1位 120万円 23.1%
2位 20万円~40万円未満 15.4%
3位 40万円~60万円未満 12.1%
4位 60万円~80万円未満 11.2%
5位 10万円~20万円未満 9.9%
6位 100万円~120万円未満 9.4%
7位 80万円~100万円未満 7.8%
8位 5万円未満 6.0%
9位 5万円~10万円未満 5.2%
(n=618)
2位は「20万円未満~40万円未満」15.4%。3位「40万円~60万円未満」12.1%、4位「60万円~80万円未満」11.2%と、2位の近辺の金額帯が占めており、年収700万円~1000万円未満でつみたて投資枠を活用している人は20万円未満~40万円未満を一つのピークになだらかな山なりのグラフ形状を描いていることが見てとれる。